throwの過去形 threw・thrown — 同音語2組の罠

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物語の音声を聞いて「He through the box into the van」と書き写した。transcriptを開くと「He threw the box into the van」。今回は一つの音も聞き間違えていない。二つの語は発音がまったく同じで、単に綴りを取り違えただけだ。先に短く答える:throwの過去形はthrew、throwの過去分詞はthrown。V-ing形はthrowing、三人称単数形はthrows。
throwの難所は二つとも活用表の外にある。第一に、二つの過去形がどちらも完全に同音の別語とぶつかる:threwはthroughと、thrownはthroneと同音。同じグループの動詞でこう二度もぶつかるのはほかにない。第二に、throwは子音群/θr/で始まる。ベトナム語にはない組み合わせなので、ベトナム語話者の耳は/tr/や/fr/に寄せがちで、語全体が別の方向へ滑る。
この記事では次を一通り扱う:throwと同じ型の動詞グループの活用表、threwとthrownの置き方の違い、二組の同音語を耳ではなく構造で切り分ける方法、throwから派生する多くの句動詞、そしてリスニング練習者にとって最重要な、通常の会話速度でこの三音がどう響くか。
- throwの活用表、owがewに変わるグループ
- threwはどこに、thrownはどこに置くか
- 実際の会話でthrewとthrownを聞く
- threwとthrownでよく使う句動詞
- ベトナム人がthrowでよく犯すミス
- 短時間演習
- よくある質問
throwの活用表、owがewに変わるグループ
五つの形。発音記号は米音。その他英音とずれが大きい場合のみ併記。
| 形 | 語 | 発音 | 短い例 |
|---|---|---|---|
| 原形 (V1) | throw | /θroʊ/ (英: /θrəʊ/) | I throw it away. |
| 三人称単数 | throws | /θroʊz/ | He throws hard. |
| 過去形 (V2) | threw | /θruː/ | She threw the box out. |
| 過去分詞 (V3) | thrown | /θroʊn/ | It has been thrown out. |
| 現在分詞 | throwing | /ˈθroʊɪŋ/ | They are throwing a party. |
これは不規則動詞の中でも型がはっきりしていて、一つ覚えれば一組まるごと身につく数少ない例だ。型はこうだ:原形は/oʊ/で終わり、過去形はその音を/uː/に変えて-ewと書き、過去分詞は原形に-nを足す。
このグループはとても揃って動く:blowはblew、blown、growはgrew、grown、knowはknew、known、flyはflew、flown、drawはdrew、drawn。throwはその真ん中に収まる。grow、grew、grownが確実なら、throw、threw、thrownは最初から覚え直す必要はなく、語頭の子音を差し替えるだけでよい。
型から少し外れるメンバーが二つあり、先に知っておくと混乱が減る。drawは-ewと-nのルールどおりだが、原形に/oʊ/がないので、draw、drew、drawnは見た目が少し違って感じる。showは片足だけ規則側へ引っ張られている:過去形はshewではなくshowedだが、分詞は旧型どおりshownのまま。showは英語が強い動詞を少しずつ規則活用へ引き寄せている生きた例で、途中で止まっている。
このページと続けて読む価値のある動詞がいくつかある。growの過去形は型がほぼ双子で、一緒に学ぶととても効率的だ。knowの過去形は同じ型だが語頭に無音のkがあり、書き間違えやすい。flyの過去形は原形がowで終わらなくても-ew型が働くことを示す。showの過去形は型から外れたメンバーで、showedは存在するのにthrewedが存在しない理由を見るのに読む価値がある。動詞全体を体系の中で正しい位置に置きたいなら、英語文法の記事がそれをやってくれる。
threwはどこに、thrownはどこに置くか
最短の原則:threwは単独で主動詞として立つ。thrownは決して単独では立たず、必ずhave、has、had、またはbeのいずれかの形が前に要る。throwは他動詞なので、thrownは受動文にとても多く現れ、自動詞よりはるかに頻度が高い。
| 文 | 正しいか間違いか | 理由 |
|---|---|---|
| He threw the receipt away last night. | 正しい | 過去形、時点がはっきりしている |
| He has threw the receipt away. | 間違い | hasの後は分詞thrown |
| The old files were thrown out. | 正しい | 受動、wereの後に分詞thrown |
| The old files were threw out. | 間違い | threwはbeの後では使えない |
| Did you throw the key in the drawer? | 正しい | didの後は原形throw |
| They have thrown three parties this year. | 正しい | 現在完了、終点のない期間 |
throwで紛らわしいのはthrewかthrownかの選択ではなく、聞こえが似る四語のうち正しい綴りを選ぶことだ。下の表はそれらを並べ、各行で文における役割がまったく違うことを示す。
| 文 | 実際の意味 |
|---|---|
| He threw the ball through the window. | 一文に二語:threwは動詞、throughは前置詞 |
| We went through the contract line by line. | throughは最初から最後まで見る意味、throwとは無関係 |
| The report was thrown out. | thrownは分詞、前にwereまたはwas |
| The king sat on the throne. | throneは王座、名詞、thrownと同音 |
| She threw up after the boat trip. | threw upは吐く意味、through upと書き間違えられやすい |
| The store is open throughout the week. | throughoutは別語、一週間ずっとという意味 |
書くときの最短の切り分け:threwは動詞なので、前に必ず主語が要る。throughとthroughoutは前置詞なので、後に必ず名詞が要る。その語を消して文から動作がまるごと消えるならthrew、方向が消えるならthrough。
実際の会話でthrewとthrownを聞く
これは活用表には載らない部分で、throwの難しさは語頭の三音節に集中する。連音の話の前に、語頭の子音群を扱わなければならない。そこが滑れば語全体が滑る。
子音群/θr/はベトナム語になく、耳は/tr/や/fr/へ寄せがちだ。 threwはtrueと聞こえやすく、thrownはfrownやdroneと聞こえやすい。/θ/は舌を歯に軽く当て、息を途切れさせずに出す音で、/t/のような破裂はない。trueとthrewのペアをゆっくり何度か聞くと、耳が切り分け始める。
threwとthroughは同じ音/θruː/で、音では区別できない。 "he threw it"と"he went through it"では、threwとthroughの音部分はまったく同じ。決めるのは文中の位置だけ:前が主語で文が動作を要るならthrew、後が場所や過程を示す名詞ならthrough。
thrownとthroneも同じ音/θroʊn/。 このペアはthroneが日常会話では稀な名詞なので紛らわしさは少ないが、歴史のpodcastや映画では十分出てきて、立ち止まらせる。
threwは後続語へ軽い/w/でつながる。 "threw it away"は"throo-wi-duh-way"、"threw up"は"throo-wup"、"threw everything"は"throo-wev-rything"。threw末尾の/uː/は止まらず、次の母音へそのまま滑る。
threw itもthrown itも、米音では真ん中で舌が打たれる。 itのtは破裂せず素早い接触になり、"threw it out"は"throo-wi-dout"という一塊になる。書き言葉どおり一語ずつ切ると印が消える。音の中に空白はない。
thrownの前の助動詞はほとんど見えない。 "They have thrown it out"の実際の発話は"they've thrown it out"で、短縮部分は主語末尾に/v/が付いた一音だけ。そこを聞き落とすと"they thrown it out"と書く。文法的には誤りだが、耳には完全に自然に聞こえる。
次の表には原文、速く話したときの音、学習者がよく書き写しで滑る形がある。中央列は標準発音記号ではなく、耳が捉えた音の書き方。
| 実際の文 | 聞こえ方 | 学習者がよく書き写すもの |
|---|---|---|
| He threw it out yesterday. | hee throo-wi-dout yesterday | He through it out yesterday. |
| She threw up on the boat. | shee throo-wup on thuh boat | She through up on the boat. |
| The ball went through the net. | thuh bol wen-throo thuh net | The ball went threw the net. |
| They've thrown out three drafts. | thay-v throwna-out three drafts | They throw out three drafts. |
| He threw me off completely. | hee throo-mee off completely | He true me off completely. |
| The chair was thrown against the wall. | thuh chair wuz throwna-genst thuh wol | The chair was throw against the wall. |
3列目を見ると、まったく異なる3種類のミスがある。through と書き写すのは threw の代わりに、という同音異義語の純粋なミスだ。耳はどこも間違えていない。手が綴りを選び間違えただけで、直し方はこの文が動作を必要としているのか方向を必要としているのかを問うことだ。「He true me off」と書き写すのは子音クラスターのミスで、/θr/ が /tr/ に戻されている。「was throw」と書き写すのは「was thrown」の代わりに、次の語へつながるとき語末の /n/ が落ちるミスだ。n が消えると受動の印も消える。

その連鎖は WELE の ディクテーション セッションでとてもはっきり見える。聞いた文をそのまま書き写し、その後採点パートがずれた語を正確に指摘する。取り消し線が threw なのに through と書いたとき、得られる情報は「耳が悪い」ではない。別のものだ。ここでは音だけでは決められない。頭の中の問いを変える必要がある。この文には主語が前に来るか。
/θr/ クラスターがずれる語は仕組みが逆だ。そこでは耳が本当に鍛えられる必要がある。threw を true と書き写すということは /θ/ と /t/ をまだ分離できていないということで、その文をもう一度正しく聞くとき、初めて何を聞く必要があるか分かる。記憶は表を読み返すときではなく、どこを間違えて書いたかを見た瞬間に形成される。音がこうしてくっつく理由を知りたいなら、connected speech の記事が文全体の連音と音の脱落の仕組みを説明する。実際の文ですぐ試したいなら、podcast ライブラリに書き起こしがあり、書き写すたびに照合できる。
threw と thrown でよく見る句動詞
throw は非常に多くの句動詞を生む動詞で、実際の会話では「投げる」という単独の意味の throw より、この句の方によく出会う。下の13行は過去形か過去分詞の形で書いてある。顔を覚えるためだ。
| 句 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| throw away | 捨てる、無駄にする | He threw away the receipt by mistake. |
| throw out | 捨てる、または提案を却下する | The committee threw out the proposal. |
| throw up | 吐く | She threw up twice on the ferry. |
| throw in | おまけする、追加する | They threw in a free case with the phone. |
| throw off | 集中を乱す、ずらす | The noise threw me off during the call. |
| throw on | 服をさっと羽織る | He threw on a jacket and left. |
| throw back | 投げ返す、または昔の話を持ち出す | She threw the question back at him. |
| throw together | 急いで手早く作る | We threw together a slide deck in an hour. |
| throw around | 乱用する、適当に言い散らす | They threw around numbers with no source. |
| throw a party | パーティーを開く | His team threw a party after the launch. |
| throw light on | 明らかにする | The email threw light on the delay. |
| throw in the towel | 降参する | He threw in the towel after two rounds. |
| be thrown by | 不意打ちに動揺する | I was thrown by the last question. |
throw away と throw out のペアには注目すべき点がある。ゴミを捨てる意味では2つの句は入れ替えられる。比喩的な意味では入れ替えられない。「He threw away his chance」は彼がチャンスを無駄にしたという意味で、「They threw out his application」は書類が却下され、誰か他の人が決めたという意味だ。一方は自分で台無しにした。もう一方は除外された。
throw off の行も立ち止まる価値がある。ビジネスの会話に頻繁に出る。「The change in schedule threw us off」では誰も何かを投げていない。スケジュールが変わってチーム全体のリズムがずれたという意味だ。聞くとき、off が threw にくっついて「throo-woff」という塊になるので、1音だけ拾って句全体を見落としがちだ。
ベトナム人が throw でよく犯す間違い
throwed と threwed。 これは規則化の反射だ。過去形なら -ed を付ける。throw は決して規則動詞ではなく、threw にもう何も付けない。あるのは threw と thrown だけだ。throwed も threwed も thrownd もない。
Did you threw. did の後は動詞が原形に戻る。did がすでに過去の意味を担っているからだ。「Did you throw it away?」が正しい。このミスは throw の過去形が threw だと覚えようと集中しているときに出やすい。
I have threw. have、has、had の後は thrown であるべきだ。正しい文は「I have thrown it away」か「I threw it away」。時間の基準点があるかどうかによる。このミスは V2 と V3 の音がはっきり違う動詞、throw のような動詞でより多い。耳は threw の方を強く覚えているからだ。
書き物で threw の代わりに through を書く。 このミスは聞き取りのミスではなく手のミスだ。両方とも実在の語なので見落とされやすい。文章をチェックするときの早い方法:文を読み返してその語を除いてみる。動作が消えたら threw であるべきだ。
throw at と throw to。 この2つの前置詞は意味がまったく変わる。「He threw the ball to me」は私にキャッチさせるために投げた。「He threw the ball at me」は私に向かって投げた。攻撃のニュアンスがある。ここで選び間違えても文法は間違わない。意図していない態度を文に載せるだけだ。
throw を /troʊ/ や /froʊ/ と発音する。 /θ/ を落とすのはこの動詞で最も一般的な発音ミスだ。聞き取りにも波及する。自分がまだ作ったことのない音を待たないからだ。一部の地域のネイティブが throw の代わりに「frow」と言うのを聞くこともある。それは地域変種で、聞けば理解できる。真似する基準にすべきではない。
クイック演習
8文。throw、threw、thrown、through のいずれかを入れる。全部終わってから下の答えと照合すること。
- She ______ the empty box out this morning.
- The letter had been ______ away by mistake.
- Did he ______ the ball to you or at you?
- We walked ______ the park on the way home.
- They have ______ two parties since June.
- The sudden question ______ me off completely.
- All the old files were ______ out last week.
- He ______ on a coat and ran ______ the door.
答え:1. threw. 2. thrown. 3. throw. 4. through. 5. thrown. 6. threw. 7. thrown. 8. threw, through.
第3問と第8問は立ち止まる価値がある。第3問は did が前にあるので動詞は原形に戻り、残りの文は前置詞 to と at が意味をどう変えるかを見せる場所だ。第8問は1文の中で両方の綴りを使う。threw は動作、through は方向だ。両方を正しい位置に入れられたら、このページで最も難しい部分は終わったとみなしていい。
よくある質問
throw の過去形は何?
throw の過去形は threw、過去分詞は thrown だ。2つの形は入れ替えられない。threw は単純過去の文で主動詞になる。thrown は常に have、has、had か be の形の後に来る。
threw と through はどう違う?
発音はまったく同じで、どちらも /θruː/ だ。品詞が違う。threw は throw の過去形で、動詞であり前に主語が必要だ。through は前置詞で、貫通する方向か過程を示し、後に名詞が必要だ。
thrown と throne は同じ語?
違う。thrown は throw の過去分詞で、throne は王座を指す名詞だ。/θroʊn/ で完全同音なので、聞くときは文中の位置に頼る。前に have か be があれば thrown だ。
throwedはthrowの一形か?
いいえ。throwはblow、grow、know、flyと同グループの不規則動詞で、このグループ全体に-ed形はない。標準英語にthrowedは、どんな文脈にもない。
throw upの意味は?上に投げることか?
throw upの最も一般的な意味は吐くことで、空に投げ上げることではない。"He threw up after lunch"は、彼が昼食後に吐いたという意味だ。上に投げる意味も残っているが稀で、文脈がほぼ必ずはっきりしている。
threwとthrownを覚えてから、早口の会話で聞き取れるようになるまでどれくらいか?
規則の部分は、一セッションで覚えられる。耳の部分は今のリスニング基盤次第で、throwに関しては/θr/と/tr/を分けられているかにもかかる。そこが本当の詰まりどころだ。最も実用的な測り方は、会話の抜粋をいくつか書き起こして、まだどこで取りこぼすかを見ること。そしてリスニングレベルテストが、数週間後に比較する基準点をくれる。
throwの活用形の表は30秒で読み終わる。それがこのページで最も�簡単な部分だ。残りの話、threwがthroughとぶつかる件、thrownがthroneとぶつかる件は、書き起こしで取りこぼして自分の間違いを見て初めて反射に入る。日常会話のある短い番組を選び、threwかthrownが出る箇所で聞き取り書き取りを試し、そのあと記事冒頭の表に戻って、まだ味気なく感じるかを見る。