winの過去形はwon:2マス同じ形で、発音はoneそのもの

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あなたはディクテーションでスポーツ解説の一節を聞く。話者が一文を放ち、あなたは「They one the second half」と書く。自分が今書いた文が成り立たないと感じる。正しい文は「They won the second half」。先に短く答える:winの過去形はwon、過去分詞もwon。2つの枠に同じ形。winnedもwanもない。
Winには、とても特有の難所が2つある。第一に、wonはoで書くがuの母音で読むので、英語で最も頻出する語のひとつであるoneと完全に重なる。第二に、これは綴りの誤り以上に多くの文を壊す。ベトナム語は「thắng(勝つ)」の一語で、英語がはっきり分ける2つのことを表す:試合に勝つのはwin、相手に勝つのはbeat。
この記事はその一連を全部扱う:winの活用表、ringが3形なのにwinが2形だけなのはなぜか、winとbeatの境界、wonとoneとwon'tがどう聞こえるか、そしてwonが通常の速さの文でどう響くか。
winの活用表、なぜ2形だけなのか
5形、1表にまとめる。発音記号は米音を基準とし、英音は明らかに違うときだけ記す。
| 形 | 語 | 発音記号 | 短い例 |
|---|---|---|---|
| 原形 (V1) | win | /wɪn/ | We win most weeks. |
| 三人称単数 | wins | /wɪnz/ | She wins a lot. |
| 過去形 (V2) | won | /wʌn/ | They won last night. |
| 過去分詞 (V3) | won | /wʌn/ | He has won twice. |
| 現在分詞 | winning | /ˈwɪnɪŋ/ | We are winning now. |
Winは、母音をiからuに変え、過去の2枠に同じ形を使う動詞のグループに入る:spin spun spun、stick stuck stuck、dig dug dug、cling clung clung、sting stung stung、swing swung swung、hang hung hung。1つ覚えればグループ全体が開く。同じ規則で活用する。
言うべきは、このグループはもともと2形ではなく3形だったこと。ring rang rung、sing sang sungと同根で、i、a、uの3母音交替型。何世紀もかけて、一部の動詞では過去形の枠が分詞形に飲み込まれ、両方の枠がuの母音を取るようになった。Winもそのひとつ。だからwanには決して出会わない。歴史的にはかつて存在したが。
wonの綴りにも理由がある。母音は/ʌ/で、本来uで書くべきだが、oで書かれる。中世の手書きの名残:u、n、m、v、wは手書きで似た縦線になり、並ぶと読めない塀になる。写し手は見やすくするためuをoに変えた。同じ理由で、英語にはson、ton、come、done、month、money、wonder、loveがあり、すべてuの母音で読む。
もう1つ、小さいがよく間違う綴り規則:winningはnを2つ。短母音の後に子音1つで終わる1音節動詞は、-ingを付ける前にその子音を重ねる。だからwinはwinning、runはrunning、stopはstopping。wining(nが1つ)は別の語で、ワインに関係する。
対照のために見る価値のある関連動詞:ringの過去形は、winが2形に縮めた型の3形をそのまま保った版、hangの過去形も1形hungに縮むが別の意味用の規則形が残る、digの過去形はwinと全く同じ活用なので一緒に覚えると早い、beatの過去形はこの記事の直後に読む価値がある。winを間違った場所で使うときに必要なのはbeatだから。全体像では英語文法が、各時制と動詞グループをつなぐ場所。
wonはどこに置くか、winとbeatの違い
最も短い原則:wonは2つの役を兼ねる。だから過去形か分詞かを形ではなく、その前にhave、has、had、beがあるかないかで判断する。このおかげでwinは不規則動詞の中でも使いやすい部類。難しさは意味のほうに全部寄る。
| 文 | 正しいか | 理由 |
|---|---|---|
| They won the final in 2019. | 正しい | 過去形、閉じた時間の目印あり |
| They have won the final in 2019. | 誤り | 現在完了は特定の過去の時点と組み合わせない |
| She has won three awards so far. | 正しい | hasの後の分詞、結果が現在まで続く |
| Did your team won last night? | 誤り | didの後は原形win |
| The contract was won by a smaller firm. | 正しい | 受動態も分詞wonを使う |
| We won Thailand two to one. | 誤り | winは相手と組み合わせない。ここはbeat |
最後の行はベトナム人特有の誤りで、詳しく言う価値がある。ベトナム語は「thắng(勝つ)」を試合にも相手にも使う:決勝に勝つ、相手チームに勝つ。英語は2つをはっきり分ける。Winは賞、試合、大会、報酬と組み合わせる。Beatは負けた人やチームと組み合わせる。その境界は下の6ペアではっきり見える。
| 文のペア | 何が違うか |
|---|---|
| We won the match. / We beat Da Nang. | winは試合と。beatは相手と |
| She won the argument. / She beat him in the debate. | 同じ論理。勝たれたものと負けた人が別の動詞に分かれる |
| He won a lot of money. / He earned a lot of money. | winは運か競技で得る。earnは労力で稼ぐ |
| They won the contract. / They got the contract. | wonは競争と他の相手がいる含意。gotは中立 |
| She won his trust. / She gained weight. | winはtrust、respect、supportのような抽象名詞とも使える |
| Our team won two to one. / Our team defeated theirs two to one. | defeatedは格式ばった、ニュースでよく見る。beatとwonは会話で使う |
両方の要素を1文で言う道は2つ。「We beat Thailand two to one」。もう1つは「We won two to one against Thailand」。どちらも自然。どちらも、wonの直後に相手名を置く誤った構造を避ける。
実際の会話でwonを聞く
ここは活用表が教えてくれない部分。Wonは3音節だけ、末尾の子音も複雑ではない。聞こえれば簡単そう。難所は別のところ:より頻出の語と同音で、綴りが似た3語の束の中にあること。
Wonとoneは読みが完全に同じ。どちらも/wʌn/。聞き分ける方法はない。文脈と文法だけ。そこに動詞が要るならwon、数か代名詞が要るならone。
Won、want、won'tは3語、綴りは近く、読みはまったく違う。Wonの中央母音はsunのように短い。Wantはhotのように後ろが開く。Won'tはhomeのように二重母音が滑る。ベトナム人は3つ全部を1つの「oon」音に潰しがち。そうなると3つのまったく違う文が1つに混ざる。
wonの前のhasとhaveはほぼ見えない。実際の会話で「He has won」は「he's won」。短縮形は主語の末尾に/z/1音だけ残る。「They have won」は「they've won」。そこを聞き落とすと完了形が過去形に落ちる。スポーツ解説では2つの時制は別の話をする。
wonの後が母音なら直結する。「He won it easily」は「hi wun-nit izily」になる。/n/は元の位置を離れ、itに付く。「We won everything」は「wi wun-nevrything」。目で語を切る学習者は印を失う。音の中に語と語の空白はない。
スコアの文は同音の連なりになる。「We won one nil」は3音がほぼ同じで続く。言葉遊びではない。普通のサッカー解説の文。初心者にとって最も書き取りにくい短い文のひとつ。
くだけた話し方では、winningの語尾がwinninに短縮される。-ingの語尾では/ɡ/がほぼ必ず落ち、鼻音もよく消えて/n/だけ残る。"We were winning at half time"は"wi wr winnin at haf taim"になる。
下の3列は、紙面上の文、耳に入る文、学習者がよく聞き間違えて書く文だ。中央列には辞書記号は使わない。早口で話すときの実際の音を再現している。
| 正しい文 | 聞こえる音 | 学習者がよく書く文 |
|---|---|---|
| They won the second half. | they wun the sekind haf | They one the second half. |
| We won one nil at home. | wi wun wun nil at hom | We won one meal at home. |
| She's won it three times. | shiz wun-nit thri taimz | She won it three times. |
| He won a place on the team. | hi wun-na pleis on the tim | He wanted a place on the team. |
| Nobody thought they would win. | nobdy thot they wd win | Nobody thought they would won. |
| The contract was won last month. | the kontrakt wz wun last munth | The contract was one last month. |
3列目を見ると、3種類のミスが見える。1つ目は同音異義語のミス。wonがoneになるタイプだ。これは文法で直せるが、耳だけでは直せない。2語は本当に同じ音で出るからだ。2つ目は語境界のミス。won a placeがwantedになる行がはっきりしている。/n/が次の語につながって、変な塊を作る。3つ目は助動詞が飲み込まれるミス。she's wonの行だ。文の完了形まで消える。

WELEの書き取りセッションでは、このパターンがとてもはっきり出る。聞いた文をそのまま書き写す。採点がズレた箇所を照らす。自分のoneが原文のwonの横にあるのが見える。そこで学ぶのはwinの過去形ではない。それはもう知っている。学ぶのは、そこには動詞が要るということだ。耳は音しか拾えず、文法的な役割は拾えない。
だからwonとoneのような同音異義語は、リスニング練習に向いている。単語をバラバラに聞くのではなく、文全体を聞かせる。数十回書き取れば、文の位置で語を選ぶのが自動になる。ネイティブも意識せずそうしている。
助動詞が消えるのは、聞き取りが弱いからではない理由を知りたいなら、connected speechの記事が、音の脱落と連結の仕組みを文全体で説明している。すぐ試す場所はpodcastライブラリだ。どのエピソードにもtranscriptがあり、文ごとに見直せる。
よく見るwonのコロケーション
winから生まれるphrasal verbは多くない。数個だけだ。代わりに、名詞との固定コロケーションが非常に多い。ニュースや会話で出会うのはこちらだ。下の表は両方をまとめたもので、すべて過去形で書いてある。
| コロケーション | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| win over | 説得する、心をつかむ | She won over the whole board in one meeting. |
| win back | 失ったものを取り戻す | They won back the customers they lost last year. |
| win out | 最終的に勝つ | Common sense won out in the end. |
| win through | 乗り越えてゴールにたどり着く | The small team won through to the final. |
| win an award | 賞を受賞する | The film won an award in Busan. |
| win a contract | 入札に勝つ | A local firm won the contract in June. |
| win an election | 選挙に勝つ | She won the election by a narrow margin. |
| win the lottery | 宝くじに当たる | He talked as if he had won the lottery. |
| win a case | 訴訟に勝つ | The lawyer won the case on appeal. |
| win someone's trust | 信頼を得る | It took a year to win their trust. |
| win by a landslide | 大差で勝つ | The motion won by a landslide. |
| win hands down | 楽に勝つ | Our second draft won hands down. |
| a winning streak | 連勝記録 | Their winning streak ended in March. |
win overには注意点がある。このコロケーションに競技の意味は残っていない。誰かの考えを変え、自分の側に立たせることだけを言う。"she won over the board"に負けた人はいない。学習者はこれを相手に勝つ意味だと誤解しがちで、段落全体の読み方がズレる。
win backについてもう一点。このコロケーションは、それが一度は自分のものだったが失った、という前提がある。customers、title、someone's trustをwin backする。一度も持っていなかったならwin backではなくwinを使う。小さな点だが、英語の正確さが大きく変わる。
ベトナム人学習者がwinでよく犯す間違い
Winned. あらゆる動詞に-edを付ける反射がここでも出る。winは規則変化しない。過去形も過去分詞もwonだけ。winnedもwanもwonnedもない。
Did your team won. Didがすでに過去を示すので、後ろの動詞は原形に戻る。"Did your team win last night?"が正しい。このミスは、winの過去形がwonだと意識しているときに出やすい。
wonの直後に相手の名前を置く。 "We won Thailand"は誤りだ。聞き手は意味を推測できる。winは試合、大会、競技と組み合わせる。beatは相手と組み合わせる。正しいのは"We beat Thailand"と"We won against Thailand"だ。ベトナム人が英語でスポーツを話すとき、最も指摘されやすいミスだ。
have wonに過去の時点を付ける。 "They have won the cup in 2019"は誤りだ。現在完了は終わった時点と組み合わせない。in 2019があるなら"They won the cup in 2019"を使う。have wonを使うなら時点を外す:"They have won the cup twice"。
書くときにwonとoneを混同する。 2語の発音はまったく同じなので、書き取りでは耳に手がかりがない。唯一の方法は文の位置を見ることだ。そこに動詞が要るならwon、数詞か、すでに出た名詞を代えるoneならoneを書く。同じタイプにwonderとwon'tもある。見た目は近いが、発音は大きく違う。
Winningest. アメリカのスポーツ記事で出会う語だ。"the winningest coach in the league"のような形。実在し、その分野では真面目に使われる。ただしアメリカ英語のスポーツ界の特殊形で、一般の標準英語ではない。試験やビジネス文書では"the most successful coach"と書く。聞こえたからといって、どこでも使えるわけではない。
短い練習問題
8文。win、wins、won、beatのいずれかを入れる。答えは下にある。全部終わってから見ること。
- Our team ______ the final in 2019.
- Did they ______ the away match last week?
- She has ______ three design awards so far.
- We ______ Hai Phong two to nothing on Sunday.
- The contract was ______ by a smaller company.
- He ______ a place on the national team last year.
- Nobody thought the underdog would ______.
- It took her a year to ______ their trust.
答え: 1. won. 2. win. 3. won. 4. beat. 5. won. 6. won. 7. win. 8. win.
2番と4番は立ち止まる価値がある。2番はdidが前にあるので、文全体が過去でも動詞は原形に戻る。4番は空欄の直後にチーム名があるので、動詞はwonではなくbeatだ。4番にwonを入れたなら、第2節の語境界の表をもう一度読む価値がある。
よくある質問
winの過去形は何?
wonで、/wʌn/と読む。winは過去形も過去分詞もwonの1形だけなので、1語覚えれば足りる。have、has、had、beが前にあるときwonは過去分詞、前に何もなければ単純過去だ。
wonの発音は?oneと同じ?
まったく同じだ。wonもoneも/wʌn/と読む。2語は同音異義語で、聞き取りでは文の位置だけが区別できる。
winとbeatの違いは?
winは獲得するものと組み合わせる:試合、賞、契約、選挙。beatは倒す相手やチームと組み合わせる。"We won the match"も"We beat them"も正しい。"We won them"は誤りだ。
won は o と書くのに、なぜ u のように読むのか?
中世の手書きの時代、u、n、m、v、w は似た縦線の書き方で、並べると読みにくかった。だから書写者は u を o に変えて見やすくした。同じ理由で英語に son、come、done、money、love がある。
winning には n が二つあるのはなぜか?
語末子音を重ねる規則だ。短母音の後ろに一子音で終わる一音節動詞は、-ing か -ed を付ける前にその子音を重ねる。同じグループに run が running に、stop が stopping になる。
速い実況で won を聞き取れるようになるまで、どれくらい練習する?
ルールの部分は短い。一回で終わる。耳の部分は今の聴解の土台次第。いちばん現実的な測り方は、実況をいくつか書き写して、won と one を何回取り違えたか数えること。今どこにいるか知りたければ、練習前に聴解レベルテストを受け、数週間後にもう一度測る。
Win は不規則動詞の中でもいちばん覚えやすい部類だ。二つの欄とも won 一形だけ。でも罠が二つ、別の場所に隠れている。耳では won が one と同音。意味ではベトナム語が win と beat を一つにまとめてしまう。試合や選挙の話がある短い教材を一つ選び、聴写で一段書き取って、won であるべきところに one と書いた箇所が何個か数えてみてほしい。