layの過去形はlaid:lieとlayの混乱、残りの半分

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ポッドキャストで一文的「She lay the folder on his desk」と書き写し、文字起こしが「She laid the folder on his desk」だったとする。二文を見比べ、どこを間違えたのかと自問する。layだって本物の過去形だからだ。本当にある。ただ、別の動詞の過去形に過ぎない。先に短く答えると:layの過去形はlaid、過去分詞もlaid。V-ing形はlaying。三人称単数現在はlays。英語にlayedはない。
このページの難所は二つ、かなり個別だ。一つ目、l a yという四文字が表の二つの枠に現れる。今扱っている動詞の原形であり、lie(横たわる)の過去形でもある。つまり過去の文でlayを見たとき、正しいこともあるし、後ろに目的語があるかどうかで正否が変わる。二つ目、実際の会話ではlaidとlayがくっついて聞こえる。laid末尾の/d/は次が子音なら消えるから、「he laid down the box」と「he lay down」はほぼ同じ響きになる。
このページはlayの半分、つまり目的語ありのlay, laid, laidを扱う。残る半分、layとlainのlieはlieの過去形にある。二ページを続けて読めば、結び目は全部解ける。ここでは、layの活用表と-ayが-aidになる三動詞グループ、目的語テスト、職場英語に密集するlayの句、そしてリスニング練習者にとって最も重要な、母語話者が普通の速さで話すときlaidがどう響くかが得られる。
layの活用表、とayがaidになるグループ
五形。発音記号列は米音。英国英語ではこの動詞でずれない。
| 形 | 語 | 発音記号 | 短い例 |
|---|---|---|---|
| 原形 (V1) | lay | /leɪ/ | Lay the map on the floor. |
| 三人称単数現在 | lays | /leɪz/ | She lays the table at six. |
| 過去形 (V2) | laid | /leɪd/ | He laid the keys down. |
| 過去分詞 (V3) | laid | /leɪd/ | The floor has been laid. |
| 現在分詞 | laying | /ˈleɪɪŋ/ | They are laying cable. |
形の上では、layはごく小さく整ったグループに属する。-ayで終わる動詞はyを落として-idを足す。そのグループの常用は三つだけ:lay→laid、pay→paid、say→said。三語、一つの綴り規則。それがグループの全部だ。
三語のうち、聞く前に知っておくべきずれが一つある。laidとpaidは原形の/eɪ/を保ち、/leɪd/と/peɪd/と読む。saidだけは完全に崩れ、/seɪd/ではなく/sed/だ。字では三語同型だが、耳では二語が一路、一語が別路。学習者はlaidから類推してsaidを/seɪd/と読みがちで、それが長く続く誤りになる。
意味の面では、layはどこからともなく独立して生えた動詞ではない。lieから造られ、何かを横たわらせる意味を持つ。英語には同型のペアがいくつかある:sitとset、riseとraise、fallとfell(木を倒す意)。各ペアで前は目的語なし、後は目的語必須。lieとlayの不幸な点は、使役形が元語の過去形とぴったり重なること。二動詞の有名な混乱はまさにそこにある。
このページと続けて読む価値のある動詞がいくつか。lieの過去形は残る半分で必須。lie, lay, lainを押さえるまで、文中のlayは曖昧なままだ。payの過去形は綴りの双子で、母音もlaidと同じ。sayの過去形は同グループだが母音が崩れる。並べて読めばずれがすぐ分かる。sitの過去形はsetとの使役ペアで、satはsetと重ならないからこちらのペアより見分けやすい。動詞全体を体系に並べたいなら、英語文法の記事がそれをやる。
laidはどこに立つか、と目的語テスト
最短の原則:layの直後には必ず置かれるものがあり、文が過去なら正形は常にlaidで、layではない。laidは過去形でも分詞でも同形なので、have, has, had, beの後でも形は変わらない。
| 文 | 正しいか誤りか | 理由 |
|---|---|---|
| She laid the folder on his desk. | 正しい | 目的語the folderあり、過去形はlaid |
| She lay the folder on his desk. | 誤り | 目的語があるならlaid、ここのlayは現在形 |
| The table had been laid before we arrived. | 正しい | 受動態、beenの後に分詞laidが必要 |
| The table had been lain before we arrived. | 誤り | lainはlieの分詞、lieには目的語がない |
| Did he lay the tiles himself? | 正しい | Didの後は原形lay |
| Forty staff were laid off in March. | 正しい | lay offの受動態、分詞はlaidのまま |
作業順序に注意。学習者がよく逆にやるところだ。まず文に目的語があるか、つまり置かれる物があるかを問う。あるならlay, laid, laidの道。ないならlie, lay, lainが必要で、それは向こうのページが扱う。動詞を選んでから初めて時制の段階へ。
下の表はlayだけの意味が切り分けられる場所だ。同じ綴りでも、役が変われば話していることはまったく変わる。
| 文 | 本当の意味 |
|---|---|
| He laid his phone on the table. | 彼は机に電話を置いた、layの過去形 |
| He lay on the table. | 彼は机の上に横たわった、これはlieの過去形 |
| He was laid off in March. | 彼は3月に解雇された、置かれたわけではない |
| The hen laid three eggs. | 鶏が三個の卵を産んだ、産卵の意味は常にlay |
| They laid down some ground rules. | 彼らはいくつかの基本ルールを定めた、比喩的な意味 |
| She laid out the plan in ten minutes. | 彼女は10分で計画をはっきり示した、これも比喩的な意味 |
三行目は立ち止まる価値がある。経済ニュースで最も多く出会う用法だ。lay offに字面の意味はなく、ミスではなく削減による解雇だ。受動態の「were laid off」は頻出で、wereが会話で短縮されやすいから、末尾二語だけ拾って文全体を誤解しやすい。
実際の会話でlaidを聞く
これは活用表には載らない部分で、layに関してはlieとlayの混乱が長生きする理由そのものを説明する。理由は具体的だ:普通の速さの会話では、laidとlayはたいてい同じように響く。母語話者は正しく書くが口に出すと二形はほぼ重なる。耳にはきれいな型がない。
laid末尾の/d/は、次の語が子音で始まると消える。「He laid down the box」は「he lay-down thuh box」になる。「She laid the keys there」は「she lay thuh keez there」になる。運ぶ子音が文の中で最初に落ち、残りはlayと聞こえ分けがつかない。
母音の前では/d/が復活し、米音では舌先の接触になる。「He laid it out」は「hee lay-di-dout」、空白のない一塊になる。この規則は書き取りにかなり使える。直後が母音なら過去の語尾が聞こえ、子音なら文法から推すしかない。
laidとlateの差は末尾の有声・無声に過ぎず、本当の手がかりは母音にある。/d/の前では母音が長く、/t/の前では短く切られる。つまり「laid off」と「late off」を区別するのは末尾の字ではなく、前の/eɪ/の長さだ。bedとbet、hardとheartなど他の対も同じ聞き分けのコツになる。
laid offは二音節の一語のように響く。/d/がoffの前の空きに滑り込み、「lay-doff」になる。初心者は「late off」と聞くか、「off」だけ拾って前半を捨てがちだ。
laid back は一塊につながる。 /b/ の前の /d/ は唇側に引かれてほとんど消え、まとまって "layb-back" と響く。これは性格を表すときによく出る形容詞で、動詞形より会話にずっと多く出てくる。
laid の前の助動詞はほとんど見えない。 "The table has already been laid" は実際の発話では "the table's already been laid" となり、has は短縮されて主語についた /z/ だけになる。そこが聞き取れなければ、助動詞抜きの文を書き写してしまう。助動詞がなければ laid は支えを失う。
下の表は三列に分かれている。左から紙の上の文、耳に入る文、書き写しミスの文。真ん中の列は標準発音記号ではなく、耳が拾った通りに書いたものだ。
| 紙の上の文 | 耳に聞こえる通り | 学習者がよく書き写す文 |
|---|---|---|
| She laid the keys on the counter. | shee lay thuh keez on thuh counter | She lay the keys on the counter. |
| He laid it out very clearly. | hee lay-di-dout very clearly | He late it out very clearly. |
| Forty people were laid off. | forty peepl wer lay-doff | Forty people were late off. |
| The table's already been laid. | thuh table-z olreddy bin layd | The table already been laid. |
| They laid down some ground rules. | thay lay-down sum ground rools | They lay down some ground rules. |
| He's a very laid-back manager. | heez uh very layb-back manager | He's a very lay back manager. |
三列目を見ると、まったく別の三種類のミスがある。lay と書いた二行は語末子音の脱落ミスで、厄介なのは書き写したものが実在する語——別の動詞の実在する過去形——になることなので、自分の中のチェックが何も鳴らない。late と書いた二行は有声音と無声音の取り違えで、直し方は語末の字母を無理に聞くのではなく母音の長さを聞くことだ。"The table already been laid" の行は機能語の省略ミスだ。

WELE では、ディクテーション(聴写)の一セッションで、この連鎖が一歩ずつ流れるのを見られる。聞いた文をそのまま書き写し、採点部分がズレた語を正確に指し示す。下線が laid なのに lay と書いたとき、得られる情報はこの動詞ペア専用だ。耳は語全体を落としたのではなく、子音を一つだけ落とした。その子音こそ、重なっている二つの動詞を分ける唯一のものだ。その文をもう一度流し、今度は注意すべき箇所を知ったうえで聞く。
ここから先は、文法解説ページをもう一ページ読んでも助けにならない。直接目的語テストを暗記していても書き写しは間違える。書き写しているとき、あなたは問題を解いているのではなく、文に追いかけている。あのテストが反射になる唯一の方法は、音の中で何度も再会することだ。語末子音がこうも落ちる理由を知りたければ、connected speech の記事が、文全体の音の吞み込みと連結の仕組みを説明する。実際の文ですぐ試したければ、podcast ライブラリに transcript があり、書き写すたびに照合できる。
laid でよく見る句
lay にはよく出る句動詞が一握りあり、契約書やニュースで読む格式ばったコロケーションも多い。下の十三行はすべて過去形か過去分詞で、顔を覚えるためのものだ。
| 句 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| lay something down | 下に置く、または規則を定める | They laid down clear rules for the trial. |
| lay off | リストラで解雇する | The firm laid off nine people in March. |
| lay out | 並べる、はっきり示す | She laid out the budget in three slides. |
| lay the table | 食卓を支度する | He had laid the table before they arrived. |
| lay eggs | 卵を産む | The hens laid fewer eggs in winter. |
| lay the foundation | 基礎を築く(字面・比喩両方) | That meeting laid the foundation for the deal. |
| lay claim to | ~への権利を主張する | Two teams laid claim to the same result. |
| lay the blame on | 誰かのせいにする | The report laid the blame on poor planning. |
| lay bare | すべて暴露する | The audit laid bare a string of errors. |
| lay aside | 脇に置く、取っておく | They laid aside the idea until spring. |
| lay into someone | 誰かを激しく叱る | The coach laid into the team at half time. |
| lay to rest | うわさを終わらせる | The statement laid the rumours to rest. |
| laid-back | のんびり、緊張感がない(形容詞として使う) | The office has a laid-back feel. |
lay off の行に一つ注目すべき点がある。名詞形では layoff と一語になるか、lay-off とハイフンでつながり、d は入らない。"There were nine layoffs" であり、"nine laid offs" ではない。仕事のメールでここを間違えるのはよくある。受動態の文で /d/ の音を覚えて、名詞に持ち込んでしまうからだ。
laid-back の行も覚えておく価値がある。完全な形容詞で、もう動詞ではない。性格を表すのに "he laid back" とは言わない。"he is laid-back" と言う。日常会話にも会社文化の描写にも、とてもよく出る用法だ。
ベトナム人が lay でよく犯す間違い
layed. すべての動詞に -ed を付ける反射のミスで、出現頻度が高いせいで実在すると信じる人も多い。標準英語のどの文脈にも layed はない。あるのは laid だけで、同じ型は paid であり payed ではない。
Did he laid. did の後は動詞は原形に戻る。did がすでに過去の意味を担っているからだ。"Did he lay the tiles himself?" が正しい。ここで lay が did の後に来るのは完全に正当で、それがまた多くの人を間違った文だと思わせる。
目的語がある文で laid の代わりに lay を使う。 このグループで最も多いミスだ。"She lay the report on my desk" は、lay も過去形の一種だとうっすら覚えている学習者が書く文だ。確かに過去形だが、lie の過去形で、lie に目的語はない。目的語があるなら常に laid だ。ここがまだ曖昧なら、lie の過去形 のページが残りの半分を解く。
I laid down for a nap. この文は目的語がないので標準としては誤り。正しい形は "I lay down for a nap" だ。言いたいのは、ネイティブが "I laid down" と言うのを英米どちらでもほぼ毎日聞くことだ。実生活で聞いたからといって使える文にはならない。試験でも仕事のメールでも、採点される文書ならどこでも "I laid down" は誤り扱いのままだ。
layoffs の代わりに laid offs と書く。 動詞と名詞は別ルートだ。受動態の動詞形は "were laid off"、名詞形は "layoffs" か "lay-offs" で、d は入らない。このミスを指摘する人は少ないが、仕事の文書ではすぐ露わになる。
laid を /laɪd/ と読む。 頭の中に lie の /aɪ/ が残っているせいで、多くの人が読み間違える。laid は /leɪd/ で、made や paid と韻を踏む。ここを読み間違えると聴解にも波及する。来ない母音を待っているうちに、はっきり発音されていても laid を聞き逃す。
小テスト
八文。空欄に lay、laid、lie(横になる意味)、または lain を入れる。空欄の後に目的語があるか、先に確認すること。全部終わるまで下の答えは見ない。
- She ______ the documents on the desk and left.
- The dog ______ in the sun all afternoon yesterday.
- Did they ______ the new floor last week?
- The report has ______ bare a lot of problems.
- Twelve staff were ______ off after the merger.
- The keys have ______ on that shelf since Friday.
- He ______ down the rules on the first day.
- I ______ down for twenty minutes and felt better.
答え: 1. laid. 2. lay. 3. lay. 4. laid. 5. laid. 6. lain. 7. laid. 8. lay.
第6問と第8問は立ち止まる価値がある。第6問は目的語がなく have の後なので lain になり、学習者がほとんど思いつかない形だ。第8問も目的語がないので答えは lay。ネイティブも学習者も laid と言いがちな、まさにあの文だ。この二問を間違えたなら、直接目的語テストはまだ反射になっていない。このページを読み返すより、lie のページを読むほうが早い。
よくある質問
layの過去形は何?
layの過去形も過去分詞もどちらもlaid。/leɪd/と発音する。一つの形を二つの位置で使うので、have、has、had、beの後でも形は変わらない。
layとlaid、どちらを使う?
動詞の直後に何かを置く対象があるかを見る。目的語があり、文が過去形なら常にlaid。目的語がなければ別の動詞が必要で、それがlie。過去形はlay、過去分詞はlain。
layedはlayの形か?
いいえ。標準英語にはこの綴りは存在しない。-ayで終わる最も一般的な三つの動詞は、すべてyを取って-idを付ける。lay→laid、pay→paid、say→said。
I lay down か I laid down?
横になって、何も置かないなら正しいのは"I lay down"。"I laid down"が正しいのは目的語があるときだけ。例:"I laid down my bag"。ネイティブは日常で"I laid down"とよく言う。試験や正式な文書では誤りとされる。
laid offの意味は?
会社のリストラで雇い止めになること。仕事をミスしたから追い出されたのではない。"He was laid off"は人員配置の見直しで失業したという意味。名詞形はlayoffかlay-off。dは入らない。
なぜlaidをlayと聞き間違える?
次の語が子音で始まると、語末の/d/が吞まれる。layも実在する語なので、文として筋が通って聞こえる。直し方はルールをやり直すことではない。その文を何度も正しく聞き直すこと。リスニングレベルテストが、数週間後に比較する目安になる。
layの活用表は二十秒で読み終わるほど短い。このページで一番簡単な部分だ。残りは、laidからdが消えて別の動詞の欄に入る話だ。聞写で外して、自分の間違いを見たとき初めて耳に入る。物を置く場面か人員削減の話がある短いエピソードを選ぶ。聞き写しでその部分を試す。lieのページを読んで、輪を閉じる。