wantの過去形はwanted:/ɪd/語尾、wantとwon't、早口だとwant itと同音

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wantの過去形はwanted:/ɪd/語尾、wantとwon't、早口だとwant itと同音
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カフェでの会話をディクテーションしている。話者が一言放ち、あなたは "I want it to be there earlier" と書き、最初の2語に赤線が引かれる。正しい文は "I wanted to be there earlier"。先に短く答える:want は規則動詞で、過去形は wanted過去分詞も wanted。wont も wanten もない。-ed を付けるだけ。

なのに、なぜ外れるのか。want は語尾 -ed を独立した1音節として読まなければならない数少ない動詞のひとつだから。それに、アメリカ英語の日常会話では、その音節がさらに縮んで "I wanted" と "I want it" がほとんど同じに聞こえるから。もうひとつ:want と won't は母音が1つ違いだけなのに、それを含む2つの文は意味がまったく逆になる。

この記事はその一連を全部扱う:want の活用表、なぜ語尾 -ed が /ɪd/ になるか、want が人と動詞とどう組み合わさるか、want と won't のペア専用の項、そして wanted が普通の速さの文でどう響くか。

want の活用表、と語尾 -ed が1音節になる理由

5形、1表にまとめる。発音記号はアメリカ英語;イギリス英語との差が大きいときだけ注記する。

発音短い例
原形 (V1)want/wɑːnt/ (英: /wɒnt/)I want a coffee.
三人称単数wants/wɑːnts/She wants more time.
過去形 (V2)wanted/ˈwɑːntɪd/We wanted to leave.
過去分詞 (V3)wanted/ˈwɑːntɪd/He has wanted this for years.
現在分詞wanting/ˈwɑːntɪŋ/The report is wanting detail.

はっきり言う:want は規則動詞だ。短くてよく使うから、過去形を調べる人のなかには go や get のように不規則だと当てはめる人がいる。違う。-ed を付ければ終わり。V2 も V3 も wanted。

学ぶ価値があるのは、その語尾の読み方だ。英語の -ed には3つの読み方があり、どれになるかは語幹の末尾の音で決まる。語幹が /k/、/p/、/s/ などの無声子音で終わると -ed は /t/、例:walked、stopped。語幹が母音または有声子音で終わると -ed は /d/、例:stayed、moved。語幹が /t/ または /d/ で終わると -ed は独立した1音節 /ɪd/ にならなければならない。同じ音が連続してくっつかないからだ。

want は /t/ で終わるので wanted は第3グループに入る。2音節:/ˈwɑːn/ と /tɪd/。同じグループには needed、started、waited、decided、ended、added、visited がある。3グループのなかでこれが一番読みやすい。語尾がはっきり出るから、別の子音の後ろに隠れない。

でも、その読みやすさこそが want の最大の聴き取りの罠を生む。記事の後半でまた戻る。カジュアルなアメリカ英語では、2つの母音の間にある /nt/ から /t/ の音がよく落ちる。だから winter が winner に、twenty が twenny に、wanted が wannid に聞こえる。綴りのルールが約束した音節は本当にある。形はそのまま残っていないだけだ。

語尾 /ɪd/ の同じグループの他の動詞も、対照のために見る価値がある:need の過去形は同じグループだが /d/ で終わるので needed は wanted のように音が落ちない、start の過去形も末尾が /t/ で、アメリカ英語では同じ脱落現象を受ける、go の過去形は went と want がディクテーションで最も取り違えられるペアなので一緒に読む価値がある。より大きな地図は 英語文法 の記事にあり、そこでこの動詞が各時制のなかのどこに位置するかがわかる。

wanted はどこに置くか、want はどんな構文と組むか

いちばん短い原則:wanted は過去形でも分詞でもあるので、その役割は形ではなく前の語が決める。前に何もなければ過去形。have、has、had が前にあれば分詞。want の場合、完了形ははるかに少ない。状態・願望を表す動詞なので、文の大半は過去形に落ちる。

正しいか誤りか理由
I wanted to call you last night.正しい過去形、終わった時間の基準がある
I have wanted to call you last night.誤り現在完了は特定の過去の時点と組み合わせない
She has wanted that job for years.正しいhas の後の分詞、願望が現在まで続いている
Did you wanted a receipt?誤りdid の後は原形 want
I wanted that he comes with us.誤りwant は that 節と組まない。want someone to do であるべき
I wanted him to come with us.正しい標準構文は want somebody to do something

最後の2行はベトナム人が最もよく外すところで、もう少し詳しく言う価値がある。want は that 節と決して組まない。誰かに何かをしてほしいと言うとき、英語はこの型だけ使う:want + 人 + to + 動詞。"I wanted my brother to drive"、"They wanted us to wait"、"She wanted me to check first"。

文法以外に、want にはベトナム語の「muốn(欲しい)」にまとめてしまいやすい意味の領域があり、場所を間違えやすい。下の6組が境界をはっきり示す。

文のペアどこが違うか
I want a table for two. / I would like a table for two.どちらも文法的には正しいが、サービス場面では want は突き放した響きになる。would like が人が言う文
I wanted a coffee. / I needed a coffee.want は願望。need は必要、なければ事がうまくいかない
He wanted the job. / He applied for the job.wanted は願望だけ、行動までは言わない
The man is wanted by police. / The man wants the police.最初の文の wanted は「指名手配されている」という形容詞。後の文は意味がまったく違う
The report is wanting in detail. / The report wants detail.どちらも「不足」の意味。want の格式ばった、やや古い用法
You do not want to miss this. / You should not miss this.you do not want to 構文はたいてい助言で、本当の願望ではない

実際の会話で wanted と won't を聞き分ける

このページで最も長い部分だ。want は会話に密集して現れる動詞で、密集しているからこそ最も摩耗する。ほぼすべての形に、実際の会話での短縮形がある。

2つの母音の間の /nt/ から /t/ の音は、アメリカ英語でよく落ちる。これはルールで、適当な話し方ではない。winter が winner、twenty が twenny、internet が innernet、wanted が wannid。2音目は残るが、それを始める子音は消える。

だから "I wanted" と "I want it" はほとんど同じに聞こえる。どちらも "ai wanid" になる。この動詞がディクテーションで最も外しやすいペアで、発音のコツでは救えない。後ろの文法だけが切り分ける:続きが to + 動詞なら wanted。意味が足りて後に何もなければ want it。

want to は wanna に、wanted to は2音節半の塊に縮む。"I want to go" は "ai wanna go" になる。"I wanted to go" は "ai wanid tuh go" になり、速いと tuh は薄くて短い「あ」音だけになる。to がはっきり聞こえるのを待つ学習者は、いつまでも待つことになる。

didn't want to は1塊にまとまる。"I didn't want to say anything" は "ai dint wanna say enything" になり、ときには "ai din wanna" まで短くなる。否定は非常に短い /n/ 音の中に入っている。それを聞き落とすと、文全体の意味が逆になる。

Want と won't は母音だけが違うのに、意味はまったく違う。 Won't は will not の短縮形で、/woʊnt/ と読み、唇を丸くした位置からさらに丸い位置へ滑る二重母音がある。Want は開いた母音で、アメリカ英語では唇を丸くしない。イギリス英語では丸いが短い。ベトナム語話者にとって、両方とも同じような oon 音に聞こえやすい。

耳が want と won't をまだ分けられないとき、文法のコツが助けになる。 want の後にはほぼいつも to か名詞が来る。won't の後には常に to のない原形動詞が来る。「I wanna go」と聞こえたらそれは want。「I won't go」には to の音が挟まらない。手がかりは母音の中ではなく、二つの語のあいだの隙間にある。

下の表は、want と won't のペアを独立させた。それだけ特別扱いに値するからだ。

ペア聞こえ方自己チェックの仕方
want / won'twant には開いた短い母音、won't には滑る二重母音後ろに to の音が付いてくるか聞く
I want to go / I won't go前の文は三拍、後は二拍母音を当てる代わりに拍を数える
wanted / want itアメリカ英語では二文がまったく同じに聞こえる後ろに to +動詞があるか見る
want / wentwent の母音は bed のように口の前方練習するとき bed と hot と比べる
wanted / wandered両方二音節で中央に /n/ がある。違いは第一音節の末尾語尾を聞く。wandered は /d/ の無声子音で終わる
don't want / won't"I don't want to" は "ai dowanna" に短縮され、"ai won't" に非常に近い冒頭の /d/ があるか聞く

下の表は、原文の文、早口で話したときの音、よくある書き取りミスを並べた。中央の列は耳が拾った音であり、正式な発音記号ではない。

実際の文聞こえる音学習者がよく書き取る形
I wanted to be there earlier.ai wanid tuh bi ther erlierI want it to be there earlier.
She wanted us to wait outside.shi wanid s tuh weit outsaidShe want us to wait outside.
I didn't want to say anything.ai din wanna say enithingI want to say anything.
He won't come to the meeting.hi wont kam tuh the mitingHe want come to the meeting.
They wanted twenty more chairs.they wanid twenny mor chersThey want twenty more chairs.
We wanted it done by Friday.wi wanid it dun bai fraideiWe want it done by Friday.

第三列を見ると、三種類のミスが並んでいる。第一は語尾音節の脱落。wanted が want になる。第二音節頭の /t/ が落ちたせいで、耳が境界を拾えない。第二は語境界の切り方の誤り。wanted が want it になる。これは耳ではなく文法で解くタイプだ。第三は否定の脱落。didn't want to の行。これが最も危険。書き取った文は流れが自然なのに、意味は真逆になる。

同じ音声列が、切り方によって二つの異なる語列になるイメージ
同じ音声列を、ここで切れば wanted、あそこで切れば want it。

WELE のディクテーション練習では、このパターンがはっきり出る。聞いた文をそのまま書き取り、採点がズレた箇所を見ると、自分の "want it" が原文の "wanted" の横に並んでいる。それが別の文でも繰り返されるなら、-ed を付けるルールを忘れたのではなく、耳がアメリカ英語で二つの母音の間の /t/ が消えることに慣れていない、という結論になる。

直し方も同じ方向だ。ランダムな文章を増やす代わりに、wanted to と want it のある文を探し、その二パターンだけを何度も聞く。消えた音ではなく、後ろの部分に頼る聞き方を耳に覚えさせる。数十回後には、考えなくても to を待てるようになり、その時点でこのペアはもう邪魔をしなくなる。

これらの音が消えるのは、聞き取りが弱いからではない。connected speech の記事が、音の脱落と連結の仕組みを文全体で説明している。実際の文は podcast ライブラリにあり、transcript で照合できる。

wanted でよく出るコロケーション

Want は phrasal verb をあまり生まないが、固定コロケーションと、毎日出会う二、三の文型に頻繁に登場する。下の十三行は、過去形か過去分詞で書いてある。顔を覚えるためだ。

コロケーション意味
want to do something何かをしたいShe wanted to change the schedule.
want somebody to do something誰かに何かをしてほしいThey wanted me to send the file first.
want something done何かを終わらせてほしいHe wanted it finished before lunch.
badly want強く望む、切望するShe badly wanted that place on the team.
want out抜けたい、逃げ出したいTwo partners wanted out after the first year.
want in参加したいHe heard the plan and wanted in.
want nothing to do with関わりたくないShe wanted nothing to do with the campaign.
want for nothing何も不足しないThey wanted for nothing as children.
be wanted by police指名手配されているHe was wanted by police in two provinces.
most wanted最も手配度が高いThe name was on a most wanted list.
help wanted求人、看板によく見るA help wanted sign had been in the window for weeks.
if you wantよろしければI would have gone with you if you wanted.
you do not want to~しない方がいい、助言He said we did not want to be late for that one.

be wanted by police の行に注目すべき点がある。そこでは wanted は動詞の役を離れ、独立した意味を持つ形容詞になっている。だから help wanted の看板は、誰が何を望んでいるかではない。ここに人が必要、という意味だけだ。同じく "the wanted man was arrested" も、誰の望みにも触れない。

you do not want to についてもう一点。このコロケーションはほぼいつも助言であり、聞き手の望みについて述べる文ではない。"You don't want to miss the last bus" は、最終バスを逃すな、という意味だ。直訳すると意味不明になり、学習者がここで逆に理解しがちだ。

ベトナム人が want でよく犯すミス

wanted を一音節で読む。 語幹が /t/ で終わるので、-ed は別音節になる。Wanted は二音節で、一音節ではない。"wantd" のようにくっつけて読むと、聞き手は過去形を認識できない。さらに悪いのは、聞くときもその音節を待たない耳を教えてしまうことだ。

want somebody to do の代わりに want that を使う。 "I want that you call me tomorrow" は誤り。Want は現代英語で that 節と組み合わない。正しくは "I want you to call me tomorrow"。過去形は "I wanted you to call me"。このミスは自分では気づきにくい。ベトナム語や多くのヨーロッパ語には、その構造があるからだ。

Did you wanted。 did の後のルールは変わらない。did が時制を担い、動詞は原形のまま。"Did you want a receipt?" が正しい。-ed を付けなきゃ、と意識している最中にこのミスが出る。覚えすぎているからだ。

would like が要る場面で want を使う。 "I want a table for two" は文法的には誤りではないが、レストランやホテルでは突き放しに聞こえる。実際に言うのは "I would like a table for two" か "Could we have a table for two"。丁寧さの問題で、構文の問題ではない。文法試験では×にならないが、実生活ではすぐ目につく。

聞き取りと発話で want と won't を混同する。 リストで最も重いミス。意味が逆転する。"I want to work with them" と "I won't work with them" は正反対だ。耳が母音をまだ分けられないときは、構造に頼れ。want の後にはほぼいつも to か名詞、won't の後は原形動詞だ。

テキストでwannaを書く。 会話のほぼすべてでwannaが聞こえる。歌詞、メッセージ、字幕にも出てくる。本物だ。よく使われる。でも話し方の記録であって、正しい綴りではない。仕事のメール、試験、そのほかどんなテキストでも want to と書く。聞こえたから書いていいわけではない。

クイック練習

8問。want、wants、wanted、またはwantingを入れる。全部終わってから最後で答えを見る。

  1. Last week she ______ to change the whole layout.
  2. Did you ______ me to book a taxi?
  3. He has ______ that job since he joined the company.
  4. My manager ______ the report on her desk every Monday.
  5. They ______ us to wait outside until they finished.
  6. I did not ______ to interrupt the call.
  7. The section on costs is ______ in detail.
  8. Two of the partners ______ out after the first year.

答え:1. wanted. 2. want. 3. wanted. 4. wants. 5. wanted. 6. want. 7. wanting. 8. wanted.

2問と6問は立ち止まって見る価値がある。どちらも did または did not が前に来るので、文全体が過去でも動詞は原形に戻る。7問も見直す価値がある。そこで want は「欲しい」ではなく「欠けている」という意味で、be の後では wanting が正しい形。7問を外したなら、第二項の意味表をもう一度読み直す価値がある。

よくある質問

wantの過去形は?

wanted。wantは規則動詞なので過去形も過去分詞も wanted で、/ˈwɑːntɪd/ と2音節で読む。

wantedは何音節?

2音節。語幹が /t/ で終わるので -ed は /ɪd/ という別音節になる。同じグループに needed、started、waited、decided、visited がある。

なぜwantedがwant itに聞こえる?

カジュアルなアメリカ英語では、母音の間の /t/ はよく落ちる。winter が winner になるのと同じ。そうなると "wanted" と "want it" はほぼ同じ音になる。区別する唯一の方法は後ろを見ること。to+動詞なら wanted。

wantとwon'tの違いは?

won'tは will not の短縮形で、未来の否定。wantは「望む」という動詞。音では won't は二重母音の滑走母音、want はより短い開口母音。構造では won't の後は原形動詞、want の後は to または名詞。

I want that he comes と言って正しい?

正しくない。wantは that 節を取らない。正しいのは "I want him to come"、過去形は "I wanted him to come"。この動詞で最もよくある構造ミスのひとつ。

早口でwantedを聞き分けるにはどれくらい練習する?

ルールだけなら、まともに1回座れば足りる。耳は今のリスニングの土台次第。いちばん現実的な測り方は、会話をいくつか書き取って wanted と want it の間で何回取り違えたか数えること。リスニングレベルテストは、数週間後に比べる目安になる。

wantは活用ではいちばんシンプルな動詞のひとつだが、耳ではいちばん面倒な部類に入る。落ちやすい1音節、won'tと混同しやすい母音の組み合わせ、日本語にはない構造を同時に背負うから。短い動画を1本選び、日常会話を書き取りして、自分の書き取りに wanted が want it と何回書かれたか数えてみる。

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