broadcastの過去形:なぜ形が変わらないのか、broadcastedは使えるのか

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broadcastの過去形:なぜ形が変わらないのか、broadcastedは使えるのか
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スポーツニュースのディクテーションをしている。アナウンサーが一文話す。あなたは "The final was broadcasted live to forty countries" と書き写す。採点が文中最長の単語に赤線を引く。正しい文は "The final was broadcast live to forty countries"。音を聞き間違えたわけではない。話者が発音していない -ed の語尾を、自分で足しただけだ。先に短く答える。broadcast の過去形は broadcast。過去分詞も broadcast。三つの書き方はまったく同じ。

そこが最大の難所だ。V1、V2、V3 が同じだと、broadcast という語からは文の時制が分からない。その情報はすべて直前の語にある。直前の語はたいてい has、was、had、have。速い話し言葉で最も飲み込まれる語だ。第二の難所は broadcasted だ。実在する。辞書にも載る。ネット記事にも大量に出る。でもどこでも安全ではない。どこで使うと減点されるか、どのページもはっきり教えてくれない。

この記事はその一連を全部扱う。broadcast の活用表と、属する変化しない動詞グループ。動詞自体が黙っているとき、文の時制の読み方。broadcast が air、stream、transmit とどこが違うか。末尾子音が脱落する聴解。メディア文脈でよく出る語句。最後に broadcast と broadcasted を整理する。

broadcast の活用表と、変化しない動詞グループ

五つの形。うち四つは同じ綴り。発音記号は米英を基準とし、英英ははっきり違う場合のみ記す。

形語発音短い例
原形 (V1)broadcast/ˈbrɔːdkæst/ (英: /ˈbrɔːdkɑːst/)They broadcast in six languages.
三人称単数broadcasts/ˈbrɔːdkæsts/The station broadcasts all night.
過去形 (V2)broadcast/ˈbrɔːdkæst/They broadcast it live.
過去分詞 (V3)broadcast/ˈbrɔːdkæst/It has been broadcast twice.
現在分詞broadcasting/ˈbrɔːdkæstɪŋ/We are broadcasting from Hue.

broadcast は変化しない動詞グループに属する。put、cut、hit、let、set、shut、cost、hurt、burst、split、spread、quit、read と同じグループだ。このグループの共通点は見分けやすい。ほとんどがもともと /t/ か /d/ で終わっている。英語は /t/ で閉じた語に、さらに /t/ を重ねたがらない。だから cast を casted にせず、そのままにして、時制の情報は文脈に任せる。

broadcast にはもう一つの理由がある。こちらのほうが確かだ。複合語だ。broad + cast。英語では、複合語は末尾の動詞の活用を、ほぼ例外なく引き継ぐ。cast が変化しないから、broadcast も forecast も overcast、recast、typecast も変化しない。この規則は別のところでも当てはまる。stand から understand → understood、withstand → withstood。take から mistake → mistook、overtake → overtook。

cast の原義は「投げる、ばらまく」。broadcast は当初、農家の言葉だった。穴ごとに種を入れるのではなく、畑一面に種をばらまく。1920年代にラジオが現れると、そのイメージがそのまま「ある地域全体へ信号を送る」に借りられた。農業の意味は裏に退いた。この詳細を暗記する必要はない。broadcast、podcast、-cast 語が同族に見える理由が分かれば十分だ。

変化しないグループには、いたずらな語がちょうど一つある。read だ。三つの書き方は同じだが発音が変わる。/riːd/ が /red/ になる。耳は時制を聞き分ける。ペンは同じ綴りを書く。broadcast の近い語族も、同時に見ておく価値がある。それぞれ罠の種類が違う。cast の過去形は語族の原形で、網を投げるから役者選びまで意味が最も多い。forecast の過去形も変化しないが、-ed 論争は逆方向に傾く。金融関係者が forecasted を大量に書くからだ。read の過去形は、見ても分からず、聞いて初めて時制が分かる唯一の例だ。全体を復習しているなら、英語文法の記事で、時制と動詞グループが正しい位置に並んでいる。

助動詞から時制を読む。broadcast という文字から読まない

変化しない動詞すべてに共通する、いちばん短い原則。三形が同じとき、文の時制は動詞の前の語にある。動詞自体にはない。broadcast 単独は過去形か、現在形の複数・単数。have、has、had の後は分詞。broadcast が was、were、is、been の後は受動態。

文正誤理由
VTV broadcast the match last night.正しい過去形。last night という時点がある
VTV broadcasted the match last night.許容されるが弱い辞書には載るが、語尾なしの形のほうが標準的
The speech has been broadcast in full.正しいbeen の後の分詞。受動態
The speech has been broadcasting in full.誤りbeen の後は分詞。broadcasting は能動の進行形
They did not broadcast the second half.正しいdid の後は原形。ここでは原形が V2 と同じ
The station broadcast every day since 1998.誤りsince があるなら has broadcast。過去形ではない

表の二行目ははっきり言う必要がある。broadcasted は造語ではない。米英で十分な頻度で現れ、大辞書が変形として記録している。時間とともに使われ方が増えている。とくにネット配信の話題で。だが、記録されている変形が安全なわけではない。試験で、大手局のニュースで、会社資料で、語尾なしい形は誰にも突っ込まれない。実用的な規則。broadcasted は出会ったら認識する。自分で書くときは broadcast を書く。

この節の後半は意味の話だ。ベトナム語は broadcast、air、stream、transmit、release を「phát(発)」一語にまとめる。だから書くとき選び間違えやすい。下の六行がそれぞれを分ける。

文本当の意味
The interview was broadcast on Sunday.局がそのインタビューを公に放送した。電波でも公式チャンネルでも
The interview aired on Sunday.同じ出来事。番組側から見る。日曜にオンエアした
The interview was streamed on Sunday.インターネットでオンライン視聴者に配信。従来の電波ではない
The signal was transmitted to the satellite.一点から另一点へ技術的に信号を送る。視聴者の話ではない
The interview was released on Sunday.録音が公に公開された。ファイルかもしれない。放送枠ではない
He broadcast the news to the whole office.比喩。オフィス全体にそのニュースを広めた。本来は内緒にすべき話

最後の行は注意する価値がある。テレビの意味より、日常会話でよく出る用法だ。"You do not have to broadcast it" は、その話をわざわざ広めなくていい、という意味。この用法はいつも少し非難のニュアンスがある。種をあちこちにばらまく、という原初のイメージを保っている。

実際の文中で broadcast を聞く。語尾 st が落ちる箇所

紙の上では、broadcast は九文字で他と混同しようがない。ニュース速度の口語では、二音節の語で、語尾はしばしば切り落とされる。文の時制を教えてくれる部分は、まったく別の場所にある。

語末の /st/ は子音の前で落ちる。これが英語の話し言葉で最も強い規則だ。"broadcast live" は "broadcas' live" になる。"broadcast nationwide" は "broadcas' nationwide" になる。/t/ が完全に変わり、変わると broadcast と broadcasts はほとんど同じに聞こえる。

母音の前では /t/ が生き返り、次の語につながる。"broadcast it" は "broadcas-tit" という一塊になる。"broadcast on Sunday" は "broadcas-ton Sunday" になる。学習者は目で語を切るので見落とす。音の中には語と語の間に空白がないからだ。

broadcast の前の was と were はほとんど見えなくなる。"It was broadcast live" を実際の速さで言うと "it wuz broadcas' live" になり、wuz の部分は短い非強勢音にすぎない。その部分を聞き逃すと、受動態の手がかりごと失い、"It broadcast live" と書く——全然違う意味の文になる。

broadcast の前の been はとても短い一音に縮む。速い話し言葉の "has been broadcast" は "hazbin broadcas'" に近い。been を /biːn/ フルで覚えている学習者はそれに気づかない。現在完了が単純過去に書き写される。

broadcasting は -ing の語尾が -in になる。"We are broadcasting from Hanoi" は "we're broadcastin from Hanoi" になる。are も縮むと、地名の前は全体でたった二音節になる。

母音の違いはアクセントによって異なる。アメリカ英語では -cast の母音は cat のような音。イギリス英語では口の奥に長い母音、car に近い。一つの話者に慣れてから別のアクセントに切り替えると、耳が追いつくのに約2秒かかる。

下の三列は、紙の通りの文、耳に入る形、学習者がよく間違えて書く形だ。中央の列は速い話し言葉の音を再構成したもので、辞書記号ではない。

紙の通りの文耳に入る形学習者がよく書いてしまう形
The match was broadcast live.the match wuz broadcas' liveThe match was broadcasted live.
It has been broadcast twice already.it-s bin broadcas' twice olreadyIt was broadcast twice already.
They broadcast it on Sunday.they broadcas-ton SundayThey broadcasting on Sunday.
The station broadcasts around the clock.the station broadcas' around the clockThe station broadcast around the clock.
We are broadcasting from the stadium.we're broadcastin from the stadiumWe broadcast from the stadium.
Do not broadcast that number.doʔ broadcas' that numberDo not broadcasted that number.

三列目を見ると、三種類のエラーがはっきり分かれる。一行目と六行目は文法の反射エラー:耳には余分な音が聞こえないのに、頭がこの文を過去形だと思っているから手が -ed を足してしまう。二行目と五行目は機能語のエラー:has been と are が飲み込まれて文の時制ごと流れる。三行目と四行目は語境界のエラー:/t/ が次の語につながるか完全に落ちるから、切る位置を間違える。この三種類には三つの直し方が必要で、どのタイプに当たっているかを知ることは、一文を正しく書くよりずっと重要だ。

英語のニュースを聞く際、音の流れの中で薄れる短い非強勢音の二つを示す図
broadcast では、消えるのは動詞ではなく、その前の was か been だ。

その流れは WELE のディクテーションで非常によく見える。聞いた通りに書き、採点がずれた語に印をつける。broadcast の場合、下線が付くのは broadcast そのものであることは稀だ。たいてい was、been、has——短いから十分聞いたつもりの語だ。これは動詞の活用表を読んでも決して教えてくれない情報だ:問題は三つの同形を覚えることではなく、耳が非強勢音を無視していることにある。

修正のループは短い。同じ文をもう一度聞く。今度は broadcast そのものではなく、broadcast の前の空白に注意する。ニュースはこれを練習するのに向いている。受動態構造が多く、ニュースキャスターは会話のように適当に飲み込まず、一定のリズムで話すからだ。数十文後、耳は動詞の前の短い音を自動的に印づけ始める。それが、考えずに時制を聞き分けられる瞬間だ。

なぜこれらの音が消えるのか——それは耳が劣っているからではない。connected speech の記事が、音の飲み込みと連結の仕組みで全文を説明している。試す用の本物の文が欲しければ、podcast ライブラリへ。照合ステップ用のトランスクリプト付きだ。

ニュースとメディアでよく出る broadcast のコロケーション

broadcast はほとんど phrasal verb を作らない。broadcast up も broadcast off も出てこない。大量に生まれるのは collocation——名詞や副詞と固定で組む連語——と、名詞や形容詞として使う派生語の列だ。下の12行は過去形か過去分詞形で書いてある。顔を覚えるためだ。

コロケーション意味例
broadcast live生放送、事前収録なしThe ceremony was broadcast live from Hue.
broadcast nationwide全国放送The warning was broadcast nationwide within minutes.
be broadcast onどのチャンネルで放送されるかThe debate was broadcast on two channels.
broadcast rights放送権They bought the broadcast rights last year.
a live broadcast生放送(名詞として)The live broadcast ran for three hours.
a news broadcastニュース番組の放送The news broadcast opened with the flood.
broadcasting companyメディア会社、放送局She had worked at the broadcasting company since 2010.
broadcast a messageメッセージを広く伝えるThe city broadcast an evacuation message at dawn.
broadcast an appeal呼びかけを放送するPolice broadcast an appeal for witnesses.
go out on airオンエアになる、業界の言い方The segment went out on air unedited.
broadcast in fullまるごと放送、カットなしThe speech has been broadcast in full.
broadcast to特定の対象や地域に向けて放送するThe service was broadcast to forty countries.

live broadcast、news broadcast、broadcasting company の三行に注目すべき点がある。そこでは broadcast はもう動詞ではない。名詞になるか複合名詞の前半になり、 stress が移る。broadcast 単独で動詞のとき、二音節はかなり均等だ。"a live broadcast" のコロケーションに入ると、 stress は最初の音節に集まり、コロケーション全体が短くなる。その移動を聞き取るのは、文全体を理解する前に名詞か動詞かを知る非常に速い方法だ。

時制についてもう一点。"The match was broadcast" は終わった一度の放送として事象を置く。回想の語り口だ。"The match has been broadcast" は今の状態を言う:もう放送された。結果をネタバレするな。二文を分ける唯一の手がかりは、またもや文頭の has——速い話し言葉で最も失われやすい部分だ。

ベトナム人が broadcast でよく犯すエラー

試験やフォーマルな文章での broadcasted。これが最も一般的なエラー。合理的な反射から来る:動詞を見て、過去形にしたい、-ed を足す。問題は broadcast がもう /t/ で終わっているから、足す必要がない。ネット記事で broadcasted を読んだり、ネイティブ——特に livestream の話のとき——から聞いたりすることはある。聞こえるからといって、採点される作文で使えるわけではない。書くなら broadcast。

Did they broadcasted——活用を忘れたか不安だから。did の後、動詞は原形。broadcast の原形も broadcast だから、正しい文は間違いだと思った文とまったく同じに見える。"Did they broadcast it?" は完全に正しい。活用を忘れるのではないかと心配して "Did they broadcasted it?" と書く人が多い。それがエラーだ。

受動態の文で broadcast と broadcasting を混同。was、were、is、been の後は過去分詞 broadcast だ。"The show is being broadcast now" は正しい。"The show is being broadcasting now" は間違い。今進行中を強調したくて、つい -ing の語尾に手を伸ばしたときに出やすいエラーだ。

broadcastをSNS配信の文脈で機械的に使う。個人のライブ配信について話すとき、ネイティブは今ではstream、go live、livestreamをよく使う。broadcastも正しいが、やや堅く、放送局や電波寄りに聞こえる。「She went live on Instagram」のほうが「She broadcast on Instagram」より自然だ。

broadcastが「広める」という意味だということを忘れる。「There is no need to broadcast my salary」はテレビの話ではない。部屋中に給料を言いふらすな、という意味だ。この意味を見落とすと、多くの会話文を根本から誤解する。日常会話ではこの意味が頻繁に出てくるからだ。

聞いてbroadcastsをbroadcastと書いてしまう。語尾の/st/が飲み込まれるので、sを足しても早口ではほとんど新しい音にならない。手がかりは主語と時間の文脈だけだ。「The station broadcasts around the clock」は今の習慣について言っているので、sが要る。これは文法の記憶の問題ではなく耳の問題で、直し方も学び直しではなく聞き直しだ。

短時間演習

8文。broadcast、broadcasts、broadcastingを入れる。8文すべて埋めてから、下にスクロールして答えを見る。

  1. The opening ceremony was ______ live to forty countries.
  2. The station ______ in three languages every evening.
  3. They ______ the match last Sunday without any ads.
  4. The interview has already been ______ twice this week.
  5. Did the channel ______ the second half?
  6. We are ______ from the stadium right now.
  7. The warning had been ______ before the storm arrived.
  8. Please do not ______ my phone number to the whole group.

答え:1. broadcast. 2. broadcasts. 3. broadcast. 4. broadcast. 5. broadcast. 6. broadcasting. 7. broadcast. 8. broadcast.

2番と5番は立ち止まる価値がある2文だ。2番は現在形で主語が単数なのでsが要り、broadcastと入れたならルールを忘れたのではなく、/sts/が飲み込まれる耳に慣れた頭でこの文を聞いているからだ。5番はdidが前にあるので動詞は原形、ここでの原形は過去形と同じ形なので、正解は疑った形とまったく同じに見える。この2文を外したなら、記事の前半をもう一度読む価値がある。

よくある質問

broadcastの過去形は?

broadcastの過去形はbroadcast、過去分詞もbroadcast。3つの形は書き方がまったく同じなので、文の時制は動詞そのものではなく前の助動詞から読む。

broadcastedは間違いか?

完全に間違いとは言えないが、使うべきではない。主要辞書には米英の変形としてbroadcastedが載っているし、ストリーミング配信の話題では増えつつある。試験、仕事文書、採点される場所では、語尾のないbroadcastが無難だ。

broadcastとairedの違いは?

broadcastは配信側から見る:チャンネルがコンテンツを世に出す。airは番組側から見ることが多い:いつオンエアになるか。「The channel broadcast the debate」と「The debate aired at nine」は同じ出来事を両端から言っている。airもbroadcastと同様に能動で使え、米国のニュースではairのほうが一般的だ。

なぜbroadcastを聞くと語尾が消えやすいのか?

語尾の子音群/st/の後にもう一つの子音が続くと、/t/はほぼ落ちるからだ。「broadcast live」は「broadcas' live」になる。これはこの語だけの話ではなく英語発話の一般則で、broadcastとbroadcastsを聞き分けにくい理由でもある。

broadcastは名詞か動詞か?

両方。動詞なら過去形でも形は変わらない。名詞なら一回の放送を指し、冠詞か前置の形容詞とセットになる:a live broadcast、the morning broadcast。名詞句に入るとアクセントは第一音節に寄り、それが聞き分けの手がかりになる。

broadcastをどれくらい学べば、速いニュースで聞き分けられる?

ルール部分は3形が同じなので10分で押さえられる。耳の部分は今の聴解の土台次第で、鍛えるべきはbroadcastという語そのものではなく、その前の短い音だ。始める前に一度リスニングレベルテストを受けて、あとで比較できる基準を持っておくといい。

broadcastの活用表は4行同じ形なので15秒で読み終わる。ここがこのページでいちばん簡単な部分だ。残りは、wasやbeenが飲み込まれて見えなくなる話で、本当に耳に入ってくるのは、1文写し取りで抜けた穴を見たときだ。短いニュースを1本選び、was broadcastかhas been broadcastがある一節で聞き取りディクテーションを試し、記事冒頭の表に戻ってまだ無害に見えるか確かめてみてほしい。

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