cryの過去形はcried:y→iedのルールとcried・triedの聞き分け

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家族の話の一節をディクテーションしている。話者が一文放ち、あなたは "The baby cry all night" と書き、三語目に赤い波線が付く。正しい文は "The baby cried all night"。まず手短に答える:cryは規則動詞で、過去形はcried、過去分詞もcried。crewでもcrownでもない。yをiに変えて-edを足すだけ。
それなのに、なぜ外すのか。cryには活用表の外に、二つの落とし穴がある。第一に、-edの語尾は音節を増やさない:criedは依然として一音節で、過去形全体が末尾の一つの/d/に収まる。つまり、早口で話すと最も消えやすい音そのものだ。第二に、cryは英語で泣くだけではない。叫ぶ、声を上げる、という意味もあり、その二つの意味は一つだけ覚えていては見分けられない。
この記事はその一連を全部扱う:cryの活用表、yをiに変えるルール(yで終わる動詞が全部従うわけではない)、なぜ-edの語尾が/d/と読まれ別音節にならないのか、泣くcryと叫ぶcryの境界、そしてリスニング練習者にとって最重要な、実際の発話でcriedがtriedと正面からぶつかる部分。
- cryの活用表と、y→iedのルール
- criedはどこに立つか、cryはいくつの意味を持つか
- 実際の発話でcriedを聞く
- criedでよく見るコロケーション
- cryでベトナム人がよくする間違い
- 短い練習
- よくある質問
cryの活用表と、y→iedのルール
五形、一表にまとめる。発音記号の列はアメリカ英語。イギリス英語はこの語ではほぼずれない。
| 形 | 語 | 発音記号 | 短い例 |
|---|---|---|---|
| 原形 (V1) | cry | /kraɪ/ | Try not to cry. |
| 三人称単数 | cries | /kraɪz/ | She cries at every film. |
| 過去形 (V2) | cried | /kraɪd/ | He cried for an hour. |
| 過去分詞 (V3) | cried | /kraɪd/ | She has cried enough. |
| 現在分詞 | crying | /ˈkraɪɪŋ/ | The baby is crying again. |
はっきり言う:cryは規則動詞だ。多くの人がcryの過去形を調べるのは、活用するとyからiedに字が変わるのを見て、字が変わる=不規則だと思うからだ。違う。yをiに変えるのは綴りのルールで、動詞活用のルールではない。しかもかなり大きな一群に当てはまる。
そのルールは一文で言える:yの前が子音ならyをiに変えて-edを足す。yの前が母音ならyをそのままにして-edをそのまま足す。cryではyの前はr、子音なのでcriedになる。同じ道を行くのはtry→tried、dry→dried、study→studied、carry→carried、worry→worried、reply→replied。
逆のグループはyの前が母音なのでyをそのままにする:play→played、stay→stayed、enjoy→enjoyed、destroy→destroyed。この二群は混ざらない。yの直前の字を見れば、もう推測する必要はない。
二つ目に学ぶ価値があるのは、語尾の読み方だ。英語の-edには三つの読み方があり、どれになるかは語幹の末尾の音で決まる。語幹が/k/、/p/、/s/などの無声音で終わるなら-edは/t/、例:asked、stopped。語幹が母音または有声子音で終わるなら-edは/d/。/ɪd/という独立した音節になるのは、語幹が/t/または/d/で終わるときだけ、例:wanted、needed。
cryは二重母音/aɪ/で終わるので、criedは中間のグループに入る:語尾は/d/、くっついて、音節は増えない。criedは一音節、/kraɪd/、cryと同じく一拍で読める。CRY-idはない。これがこの語で最も多い発音の間違いで、リスニングの間違いに直結する。
対照用に見る価値のある動詞がいくつかある。それぞれルールの一面をはっきりさせる:studyの過去形はy→iedの同じ道だが、語尾/d/グループでその前が二音節なので聞こえ方がまったく違う。stayの過去形は完璧な対照例。yで終わるのに活用時yをそのままにする。flyの過去形は、yで終わる動詞が全部同じルールとは限らないことを示す。過去形はflewで、fliedではない。体系全体を復習するなら、英語文法の記事から始める。
criedはどこに立つか、cryはいくつの意味を持つか
最も短い原則:criedは過去形でも分詞でもある。だから役割は形ではなく、その前の語が決める。前に何もなければ、過去形を見ている。have、has、hadが前にあれば分詞。cryの場合、完了形ははるかに出会いにくい。始まりと終わりがはっきりした一回きりの動作を表す動詞だからだ。
| 文 | 正しいか | 理由 |
|---|---|---|
| She cried when she read it. | 正しい | 過去形、過去の二つの動作が連なる |
| She has cried when she read it. | 間違い | 現在完了は特定の過去の時点と組み合わせない |
| He has cried all week. | 正しい | hasの後の分詞、現在まで続く期間 |
| Did you cried at the ending? | 間違い | didの後は原形cry |
| The baby was crying when I came in. | 正しい | 進行中の動作が途中で遮られた |
| The baby cried when I came in. | 正しい | 入ってから泣き始めた、上の行とは意味がまったく違う |
最後の二行は表の中で最も立ち止まる価値があるペアだ。どちらも正しいのに、別の話をしている。"The baby was crying when I came in"は、赤ちゃんはもう泣いていて、あなたが途中に入った。"The baby cried when I came in"は、あなたが入ってから赤ちゃんが泣き始めた。cryではこの時制のペアが、他のほとんどの動詞より重要だ。泣くのは長く続く出来事だから。
二つ目に学ぶ価値があるのは、cryがかなり離れた二つの意味の塊を持つこと。辞書はよくそれらを並べて載せるので、学習者は第一の塊だけ覚える。下の六組がそれらをはっきり分ける。
| 文 | 本当の意味 |
|---|---|
| She cried for hours. | 彼女は何時間も泣いた |
| She cried out in pain. | 彼女は痛みで叫んだ。涙とは無関係 |
| He cried for his mother. | 彼は母を呼んだ、または母を求めて泣いた |
| He cried about the result. | 彼はその結果を泣いた |
| The gulls cried over the water. | カモメが水面の上で鳴いた |
| It is a far cry from the original. | 原作からかけ離れている。ここでのcryは慣用句中の名詞 |
二行目と五行目が、リスニングで書き間違える最多の箇所だ。頭の中でcryが泣くだけなら、"the gulls cried over the water"は不合理に聞こえ、耳は別の語を探しに行く。叫ぶ・声を上げる意味のcryは、物語文とニュースに非常に多い。
見落とされがちな点がもう一つ:criedの後の前置詞は適当には選べない。cry aboutは何かのことで泣く。cry overも同じだが重く、済んだことによく使う。cry forは叫んで求める、叫びかける。cry atは特定の場面への即時の反応、例:"I cried at the last scene"。前置詞を間違えても文全体が壊れるわけではない。意味が少しずれるだけだ。
criedとhave cried、いつどちらを選ぶか。時点がすでに閉じた文:yesterday、last night、at the wedding、two hours ago。時点があるならcried。時点がなく、今まで続く区間を言うならhave cried:"She has cried every night this week"は、その週はまだ終わっていない、という意味。
実際の発話でcriedを聞く
これは活用表には載っていない部分で、cryにとってはそれが問題の全部だ。この語の過去形全体が、短い一音節の末尾の/d/一つに収まり、実際の発話ではその音が消えやすく、別の語と取り違えやすい。
語尾の/d/は、次の語が子音で始まると消える。 "She cried before the show"はほぼ "shi cry-bifor the shou" になる。"He cried quietly"は "hi cry-kwaietli" になる。この位置ではcriedとcryは耳では区別できず、文の時間を示す語に頼るしかない。
語尾の /d/ がはっきり聞こえるのは、次の語が母音で始まるときだけ。 "cried out" は "cry-daut" という一塊になる。"cried at the ending" は "cry-dat the ending" になる。ここだけは文が過去形だと確信できる。学習者が書き写しを取りこぼしやすいのもここで、あの /d/ が後ろの語のものだと思いがちだからだ。
cried は tried と正面からぶつかる。 この二語は初子音 /kr/ と /tr/ だけが違う。どちらの子音群も早口だと r の音が引きずられてずれる。アメリカ英語では tr は ch に近い音になり、cr との距離がさらに薄くなる。"she tried and then she cried" は両方入っているので、耳のテストとして非常に良い。
crying は cryin に短縮される。 くだけた話し方では、-ing の語尾はほぼいつも -in になる。"She was crying" は "shi wuz cry-in" になる。was も短縮されると、この文は初心者の耳には再び "she cried" に近づく。
二重母音 /aɪ/ は四形すべて同じ。 cry, cries, cried, crying はいずれも中間の母音が同じ。これがこの語で唯一楽な点:末尾の子音だけ追えばいい。核は変わらない。母音が時制を担う ablaut 型不規則動詞とはまったく違う。
cried の前の has と have はほぼ見えない。 "She has cried" は "she's cried" になり、主語に z が一音だけくっつくだけ。そこを聞き逃すと "she cried" と書く。文法的には正しいが時制が違い、採点は容赦しない。
原文、早口の音、よくある書き写しミス:下の表が三つを並べる。中央列は耳が捉えた音で、正式な発音記号ではない。
| 実際の文 | 聞こえた音 | 学習者がよく書く |
|---|---|---|
| The baby cried all night. | the beibi cry-dol nait | The baby cry all night. |
| I cried before I called you. | ai cry-bifor ai kold yu | I cry before I called you. |
| She cried out for help. | shi cry-daut fer help | She tried out for help. |
| He has cried about it already. | hiz cry-dabout it olredi | He cried about it already. |
| They tried, then they cried. | they traid, then they craid | They cried, then they tried. |
| Nobody cried at the ending. | nobodi cry-dat the ending | Nobody cry at the ending. |
第三列を見ると、ミスは三種類にはっきり分ける。最多は時制の脱落:/d/ が子音の前で飲み込まれるので、cried の代わりに cry と書く。第二は初子音の取り違え:三行目と五行目で cried が tried になり、これは文法ミスではなく cr と tr のペアの問題。第三は機能語の脱落:四行目では has が、無accent の z 一音に短縮されて消える。

WELE でディクテーションを聞くと、この修正の流れは非常に具体的だ。文を聞き、書いたまま提出し、採点がずれた語だけを指摘する。cried と書くべきところを tried と書いたら、活用表を読んでも絶対に得られない情報が返ってくる:母音は合っている、語尾子音も合っている、時制も合っている。初子音だけ滑った。これは cry の活用を覚えていないミスとはまったく別物だ。
直し方もまったく違う。y を ied に変える規則を読み直す必要はない。cr と tr の音のペアを、別の文で何度も聞き直し、頭の中で分離する必要がある。記憶が形づくのは、どこを間違えて書いたか自分で見た瞬間であって、綴り規則を読み終えた瞬間ではない。
語尾の音が消えるのが自分の聴力のせいではない理由を知りたいなら、connected speech の記事が、cried だけでなく文全体の音の脱落と連結の仕組みを説明する。生の音声はライブラリの podcast にあり、各エピソードに transcript が付いて照合できる。
cried でよく出る句
cry には本当の句動詞は少なく、主に cry out、cry off、cry over だ。だから下の表は句動詞と、cried とよく並ぶ固定の組み合わせを混ぜている。十三行、すべて過去形で書いてあるので、形に慣れておける。
| 句 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| cry out | 叫ぶ、悲鳴を上げる | He cried out when the door slammed. |
| cry out for | (比喩)〜を強く必要とする | The kitchen cried out for a new light. |
| cry off | 土壇場で約束を取り消す(英) | She cried off an hour before the dinner. |
| cry over | (取り返しのつかないことで)泣く | He cried over a decision he could not undo. |
| cry about | 〜のことで泣く | She cried about the interview all evening. |
| cry for | 〜を求めて叫ぶ | The child cried for his father. |
| burst into tears | 突然泣き出す | She burst into tears in the hallway. |
| cry your eyes out | 涙を流し尽くす | He cried his eyes out that night. |
| cry yourself to sleep | 泣き疲れて眠る | She cried herself to sleep for a week. |
| cry wolf | ウソの警報を繰り返す | He had cried wolf too often by then. |
| cry over spilt milk | 取り返しのつかないことを嘆く | No point crying over spilt milk now. |
| a far cry from | 〜とは大きく違う | The sequel was a far cry from the first film. |
| a cry for help | 助けを求める叫び | The message was a cry for help. |
cry out と cry out for の二行は、一語違いだから一つにまとめられがちだ。だが意味はかなり離れている。cry out は痛みや驚きで叫ぶことで、主語は人。cry out for は「強く必要とする」という比喩的言い方で、主語は物や状況が多い:"This report cries out for an editor"。
cry off は注目に値する。ほぼイギリス英語だけに出て、涙とは無関係だ。意味は約束や予定から身を引くこと。アメリカ人は back out か bail を使うので、アメリカの podcast ばかり聞いていると、この句に一度も出会わないかもしれない。
ベトナム人が cry でよく犯すミス
cryed と書く。 これが最も多い綴りミスで、規則の半分だけ覚えているから起きる。y の前が子音なら y を i に変える:cried。同じ系統に tried、dried、replied がある。y の前が母音のときだけそのまま、played や stayed のように。
cried を二音節で読む。 CRY-id は、上のミスとセットでよく出る発音ミス。-ed の規則は硬い:-ed が独立した一音節になるのは、語幹が /t/ か /d/ で終わるときだけ。cry は二重母音で終わるので cried は一音節、/kraɪd/ で、/d/ は途切れなくくっついている。
Did you cried. 過去の意味は did が担うので、後ろの動詞は原形に戻る。"Did you cry at the ending?" が正しい。このミスは、cry の過去形が cried だと必死に覚えている最中に、逆に出やすい。
「泣く」の意味だけ覚える。 cry が「叫ぶ、呼びかける」の意味のとき、泣くと解釈すると文が非常におかしくなる。"The crowd cried out in surprise" は群衆が驚いて叫んだのであって、誰も泣いていない。この意味は物語やニュースに頻出なので、無視すればこの語に出会う回数の半分を捨てることになる。
crying を crieing や cryying と書く。 y を i に変える規則は -ed か -es を付けるときだけで、-ing には当てはまらない。y はそのまま:crying、trying、studying、replying。実用的な理由は、英語は ii を並べたくないからだ。
was crying が要る文で cried を使う。 "The baby cried when I came in" も "the baby was crying when I came in" も文法的には正しいが、話している内容は違う。進行形は、泣いていた状態がもう始まっていたと言う。単純過去は、その瞬間に始まったと言う。cry のような継続的な状態を表す動詞では、選び間違えると物語の内容ごと変わる。
クイック練習
八問。cry、cries、cried、crying のいずれかを入れる。下の答えを見る前に、全部自分でやってみてほしい。
- She ______ for two hours after the call.
- Did you ______ at the last scene?
- He has ______ every night this week.
- The baby was ______ when I walked in.
- The crowd ______ out when the lights went off.
- She ______ at every wedding, that is just how she is.
- Nobody had ______ at a funeral like that before.
- He ______ himself to sleep that night.
答え:1. cried. 2. cry. 3. cried. 4. crying. 5. cried. 6. cries. 7. cried. 8. cried.
2文をよく見てほしい。2番と6番だ。2番は前にdidがあるので、文全体が終わった話でも動詞は原形に戻る。6番には過去の目印がなく、"that is just how she is" が今の習慣だと示しているので、yをiesに変える規則どおり、-es付きのcriesが正しい。この2問を間違えたなら、本文中の正誤表をもう一度読み直す価値がある。
よくある質問
cryの過去形は何?
Cryは規則動詞で、過去形も過去分詞もcriedだ。yの前が子音なので、-edを付ける前にyをiに変える。不規則形はない。
Criedとcryed、どちら?
Criedだ。規則は、yの前が子音ならyをiに変えて-edを付ける。Cryはyの前にrがあるのでcriedになり、tried、dried、repliedと同じだ。yの前が母音ならそのまま、playedやstayedのように。
Criedは何音節?
1音節、/kraɪd/。語尾の-edが独立した1音節になるのは、語幹が/t/か/d/で終わるときだけだ。wantedやneededが例だ。Cryは二重母音で終わるので、語尾は/d/と読まれ、前の音と一体化する。
cryは「泣く」以外にどんな意味がある?
叫ぶ、大声を上げる、喊ぶ、という意味もあり、これは涙とは関係ない。"He cried out in pain" は痛みで叫んだという意味だ。鳥や動物も「叫ぶ」の意味でcryする。ほかにcryは、a far cry fromやa cry for helpのような慣用句で名詞にもなる。
criedとwas cryingの使い分けは?
Criedは、泣く行為が過去に始まって終わったと言う。多くは特定の時点と結びつく。Was cryingは、それが進行中だったところに別の出来事が割り込んだと言う。"She cried when I came in" は入ってから彼女が泣いた。"She was crying when I came in" は入る前からすでに泣いていた。
何度聞いてもcriedとtriedを取り違える場合は?
これは耳の問題であって文法の問題ではない。規則を読んでも役に立たない。いちばん現実的な測り方は、両方の単語が出る段落をいくつか書き写して、どこで外すか見ることだ。今すぐリスニングレベルテストを受け、数週間練習したあとまた比べてみる。
yをiedに変える話は10秒で握れる。それがこのページでいちばん簡単な部分だ。残りは、語末の/d/が子音の前で消えること、速く話すときcrとtrが薄くくっつくこと——本当に耳に入るのは、聞き取れずに書き写しを間違えたあとだ。短いシリーズを一つ選び、criedが出る段落でディクテーションを試し、記事冒頭の表に戻って、まだ自明に見えるか確かめてほしい。