ディクテーションの難しさ(第2回)

聞き取りディクテーションの難しさについての続きとして、今週は残り3つの難しさへの対処法を紹介する:
(3) 一語一語まではっきり聞き取れない;
(4) 単語の発音は聞こえるが、その単語の綴りがわからない、
(5) 上達や効果が実感できない。
以下の方法を参考にしてほしい:
3. 一語一語まではっきり聞き取れない
方法:
実は一語一語聞き取れないのは、脳がリスニング教材の再生スピードで情報を処理する訓練をまだ積んでいないからだ。処理スピードが秒あたり3語なのに、教材が秒あたり6語のスピードだと、脳が過負荷になりやすい。
対処法は2つある。ひとつはスローモード(Spotlightのようなスロー音源を選ぶ+速度を下げる——WELE上の標準機能)。もうひとつは重要な語を拾う練習。WELEは前者を推奨している。脳が語彙を増やし、処理スピードが上がってくれば、一語ずつ拾わなくても文全体が聞き取れるようになる。
4. 聞こえるが、その単語の綴りがわからない
方法:
聞こえたとおりにその単語を書いてみる。例えば house を「ハウス」と聞こえたら、そのまま「ハウス」と書く。提出すると、その単語をどう聞いたかが見えて、修正できる。
もう一歩踏み込むなら、スマートフォンの speech-to-text 機能でその音を読み上げ、端末にその発音を書かせる。
意味がわからなくても、これらの道具で正しく綴れることはある。その難しい単語を見つける過程が、将来この単語を忘れない助けになる。
Eureka の瞬間(まだ聞き取れなかった単語に気づくとき)は、その日に大きな前向きなエネルギーをもたらす。
5. ディクテーションで上達や効果が実感できない
方法:
進捗の測定は、どんな方法でも頭を抱える問題だ。WELEでは、各エピソードで聞き取れた語数が記録され、数が増えれば上達している。自分のスコアが TOEIC/IELTS の目安とどう対応するかは、「WELEを効果的に学ぶには」の記事を参照してほしい。
